2017/01/17

銭湯川柳

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2015年6月から2016年5月末にかけて募集した第6回銭湯川柳は、過去最高の3916句もの応募がありました。たくさんのご応募ありがとうございました。全応募作の中から選ばれた秀作と、さらにその中から選ばれた年間優秀作を発表します。

なお、最優秀賞の方には、受賞作を書家の本田蒼風さんが書にした色紙を、シニア大樂賞と優秀賞の方には、彩irodori書家・美蓮さんが各受賞作を書にした色紙を進呈いたします。

また、第7回銭湯川柳コンテストも2017年5月31日まで開催中です。ホームページの専用フォーム、及びハガキで応募できますので、ふるってご応募ください。実施要領はこちらです。

■最優秀賞

・湯けむりの 中で生まれる 人の縁 / おゆゆめ

■シニア大樂賞

・十人が 十の笑顔で 浸かってる / きなこ

■優秀賞

・風呂で知る 二十四節気 祭りごと / 四季

・孫が来た 内風呂止めて 銭湯へ / 中西 いなお

・九九習う 孫と一緒に 冬の風呂 / ナフタリン

・舌までが なめらかになる 湯のちから / かきくけ子

・銭湯で よい老い方を 教えらる  / クジラ

■秀作

・一番湯 広い世界を 一人占め / アカエタカ

・裸同士 風呂の中では 差別なし / アカエタカ

・銭湯に 行けば昭和が そこにある / アカエタカ

・銭湯で 他人の背中 見て育つ / アメリカン

・日焼けした 孫の背流し 夏終わる / いちまま

・銭湯で 手足ととも 羽伸ばす / うさぎ父

・富士眺め 入る湯船は 旅気分 / ウッシーだ

・慣れてきた 番台の言う ウエルカム / かきくけ子

・スマホない 世界もいいね 湯の時間 / かきくけ子

・露天風呂 同じ星空 見て浸かる / きなこ

・銭湯の 煙突田舎の スカイツリー / コットンママ

・旅帰り まず銭湯へ 飛んでゆく / はぐれ雲

・番台で 別れを惜しむ 若夫婦 / はぐれ雲

・古女房 でも湯上がりは 器量好し / ヘンジジ

・少年で 沸き立つ湯船 祭りあと / ヘンジジ

・風呂デビュー 笑顔の爺は 孫自慢 / ミニロック

・銭湯で 内緒話が 響きだす / ミント

・銭湯が 好きな夫婦で 良くしゃべる / やじろべー

・ニッポンを 知るにゃ銭湯 近道と / やじろべー

・健康を 充電してる 電気風呂 / りのんぱ

・銭湯に 行くたび友を 作る祖父 / りのんぱ

・湯船から 世界遺産を 見て笑顔 / 次男坊

・銭湯で 雑学きょうも ひとつ増え / 春爺

・銭湯が 文化遺産に なった夢 / 春爺

・ニイハオと ハローが風呂で コンニチワ / 中年やまめ

・銭湯に どっと繰り出す ラガーマン / 中年やまめ

・またひとつ 雑学仕入れ 湯屋を出る / 中年やまめ

・猛暑日も あつ湯で汗が さっと引く / 氷川の杜

・湯上りに 風鈴の音が 涼を添え / 氷川の杜

・日曜日 一番風呂に 顔なじみ / 侘び介

・神田川の 頃なつかしむ 共白髪   / 坂倉秀樹

・オンチでも 湯船じゃみんな サブちゃんに / 佐藤 仲由

・はじく肌 見て我が老い 知る湯かな / ぜんだきこ

・銭湯で 汗を流した 祭り後 / しげのり

・常連が 気合で浸かる 熱めの湯 / しげのり

・銀河系 銭湯あるのは 地球だけ / モノラル7

・水風呂に 入り続けて 風邪知らず / モノラル7

・富士の絵の 麓で入る 都会の湯 / こたけ

・カッコーン 響く桶の音 一番湯 / こたけ

・煙突を たよりに探す お湯巡り / こたけ

・町内の 情報網に なる湯船 / アフターダーク

・湯に並ぶ 充電中の 赤い顔 / かきくけ子

・かけ湯して まずストレスを 洗い出す / 但馬のおっさん

・約束は せずとも逢える 湯屋仲間 / ヤジろべー

・煙突が 手招きをする 湯屋通い / 酒乱Q

・鼻歌と 石鹸の香が 溶けた湯気 / おーりん

・湯上りの 頬に優しい 秋の風 / おーりん

・いつの間に 歌詞がついてる 鼻歌に / 四季

・洗髪の 鏡に映る バーコード / ナフタリン

・平成が 流す昭和の まるい背(せな) / 庄助

・イライラも 不安もお湯に 溶けてゆき / イヂロー

・お月さん ここへおいでよ 露天風呂 / キタさん

・叱られた お湯に浮かんで 無重力 / 八木 輝男

・おめでとう 言い合うお湯で 年迎え / かきくけ子

・旅先の 銭湯で知る 国訛り / かきくけ子

・帰国して まず銭湯で 疲れ取る / かきくけ子

・桶の音 一番風呂の 気持ち良さ / アイラブ

・手と足と 生命線を 伸ばす風呂 / 嵐山

・銭湯で 一喜一憂 体重計 / pura vida

・牛乳の 喉越し思い 湯に浸かる / ながれやま

・いい風呂で ちょっと遅れる 腹時計 / 汐海岬

・銭湯の お湯で感じる 季節感  / チキチキ

・手ぬぐいを 手に青い目の 風呂修行 / ばいなりい

・暖簾分け 通が集まる 午後3時 / マロ

・ぬるま湯で やわらかくなる 悩み事 / 汐海岬

・路線バス 湯屋を巡って 旅気分 / お魚グリーン

・ストレスが 湯に包まれて 溶けて消え / 原 和義

・熱い湯で やっとふやけた 悩み事 / 汐海岬

・連休を 銭湯巡りで リフレッシュ / ムク坊

・営業の 仮面を流す 湯の温み / 岸野由夏里

・銭湯で 遠い親父が 近くなる / ごーりき

・脱衣所が 町のうわさの 震源地 / 刹那

・熱い湯が 加齢とともに 馴染み来る / 説諭ジイ

・肌の色 違うが同じ 風呂仲間 / 颯爽

・孫二人 銭湯出たら りんご顔 / はぐれ雲

・鼻歌と 桶がエコーで からみ合う / はぐれ雲

・不機嫌な 顔を流した 熱いお湯 / 汐海 岬

・赤鬼が 湯から飛び出す 一番湯 / 侘び介

・銭湯の 湯気でため息 すぐ消える / 汐海 岬

・銭湯を 充電終えた 顔で出る / かきくけ子

・くしゃみして 入れ歯が先に 入浴す / 但馬の歌人

・心地よい つぶやき浮かぶ 湯気の中 / 汐海 岬

・銭湯に 浸かる男の 江戸小唄 / 高橋 伸輔

・つないだ手 暫し離して ゆの暖簾 / 山葵

・銭湯へ 電車で行って 旅気分 / 風月

・銭湯が 長寿社会を 支えてる / クジラ

・平和だね ゆず湯に浸かる 横に孫 / ヘンジジ

・銭湯の 湯気で仕上げる 洗い髪 / 汐海 岬

・人間の 着ぐるみ脱いで 湯に浸かる / やじろべー

・たまご肌 目指していつも 浸かります / かいちょ

・草野球 湯船に流す 負け試合 / 颯爽

・ダイエット 体重計に 誉められる / 颯爽

・ペシペシと 子に叩かれて 背に紅葉 / 侘び介

・難題に 苦しむ脳が 湯でほぐれ / かきくけ子

・銭湯に 行ってくるわと 弾む声 / さごじょう

・青い目が 浪曲うなる 富士見の湯 / 銭湯親爺

・プカプカと 湯船で夢想 宇宙旅 / ヘンジジ

・爪先が 高性能な 湯温計 / 丸山隼人

・溢れる湯 私が入った からじゃない / ゆうずき

・あふれる湯 きっと私の 胸のせい / 佐藤 隆貴

・留学で 家より銭湯 恋しいと / 佐藤 隆貴

・銭湯で 今日の私を おもてなし / 松川 涙紅

・銭湯は 心をひらく いい薬 / 亀戸中学

・常連と 柚子撫でながら 冬至の湯 / 雪風

・一番風呂 爺ちゃん達の 憩いの場 / 林 雅則

・脱衣場 元気のもとは 赤パンツ / 赤パンツ

・銭湯で 寒い女を やめました / 山﨑 怜子

・鏡見て ウム行けてるネ 湯上りは / キタさん

・後ろ髪 引かれるほどに 長湯する / 井戸乃 蛙(いどの かわず)

・熱い湯に 全部溶かして 軽くなる / ジイジフロスキー

・銭湯で 冷えたいのちを 温める / ジイジフロスキー

・銭湯が 狼煙を上げる 営業日 / 井戸乃 蛙(いどの かわず)

・引越は 銭湯の傍 外せない / リンムーミン

・銭湯で いい街ネタを また貰い / かきくけ子

・行き詰まる 脳解きほぐす 広い風呂 / かきくけ子

・百歳で 銭湯へ行く 父の夢 / かきくけ子

・ウェヒヒヒ アハハハアハハ いい風呂だ / 教授@神宮球場ライトスタンドF22段1

・洗い場で 貧乏神を こすり出す / はぐれ雲

・銭湯の 湯の効能は 笑い顔 / 635

・銭湯に? YOUはわざわざ 日本へ / 井戸乃 蛙(いどの かわず)

・女湯を ある日突然 追い出され / mizu

・ゆに浸かり 明日の力を 持ち帰る / 庭 ハナコダチ

・体重計 のれば子供が 針を読み / 湯~子

・母娘して ほっぺツルツル 似た笑顔 / なーしゃ

・銭湯で 本音のトーク 花が咲く / ポンタロウ

・ポカポカと 頭浮かして 冬至の湯 / たかぽこ

・湯船より 政治論議が 熱くなる / りのんぱ

・悲しみも 悩みも消せる 魔法の湯 / 荘子隆

・はにかみ屋 「おーい出るぞ」と 子に云わせ / やじろべえ

・シャイなのか 浮かんだ柚子が 逃げ回る / 風神

・湯上りの ミルクは咽に ストライク / 大釜洋志

・五郎丸 ポーズで掛けあう お湯鉄砲 / よしぼう

・鎧脱ぐ 企業戦士が 憩う湯屋 / 井戸乃 蛙(いどの かわず)

・熱湯好き 言った手前の 痩せ我慢 / 梶浦公靖

・銭湯に 響く木桶の 柔らかさ / 梶浦公靖

・番台の おばさん時々 猫になる / その日ぐらし

・今わかる 湯冷め気遣う 母の愛 / みんみん

・高齢化 しわと背伸ばす お湯ガール / たかさま

・雨降りに 雲もかからぬ 富士が見え / 夢追庶民

・銭湯で 頭を冷やす プチ家出 / やじろべー

・赤ん坊も 腰に手を当て ミルク飲む / 太田奈津子

・一日を すっぴんにして 湯屋を出る / 中年やまめ

・銭湯で 心ごしごし 洗ってる / さごじょう

・共に生き 共に笑って 湯に浸かる / やんちゃん

・湯をにぎる 手に満面の 孫の笑み / やんちゃん

・平成が 昭和の背中 流してる / 荘子隆

・銭湯で 賞味期限を 延ばす妻 / やんちゃん

・いい湯だな 水風呂で言う おじいちゃん / お茶

・路地裏の 銭湯文化 絆生む / あやあんな

・銭湯に 青い目連れて おもてなし / 酒乱Q

・顔のシワ 心のシワも 伸びる風呂 / 吉田 エミ子

・銭湯に 目を閉じ我も 哲学者 / 竹澤 聡

・湯加減に 付き合い加減 教えられ / キタさん

・湯の熱さ 祖父は極楽 子は地獄 / 阿波天坊

・追いこみに ひと風呂浴びる 受験生 / 三宅 亜紀

・銭湯で 話しはずんで 蛸になり / 池田 悦子

・湯屋好きの 孫と茄蛸 ラムネぽん / 松川 涙紅

・いい湯だな 湯屋の湯舟は 宝船 / 松川 涙紅

・銭湯と 株で生きてる 「銭」の文字 / しん坊

・風呂屋出て 軽くやるかと 親子酒 / 松川 涙紅

・漫才が いつも開演 湯舟小屋 / 稲荷 正明

・ぽかぽかと みんなの顔が とろけてる / 川﨑 陽菜

・不思議だね 銭湯上がり みな笑顔 / 秋田裕子

・子はちゃぷん 父さんざぶん いいきぶん / だいちゃんZ!

・あったかい 銭湯の湯と 妻の愛 / 菅野八恵子

・銭湯が 元気な街は 活きている / 中年やまめ

・おさげ髪 湯屋の帰りは ロングヘア / 中年やまめ

・乙女たち 胸のふくらみ 湯に沈め / ちゃこ

・薫風が 脱衣所さらり 駆け抜ける / はぐれ雲

・湯上がりに 神のそよ風 扇風機 / 山根 正宏

・銭湯は 体形推移の 生き見本 / マリーちゃん

・子を抱いて 湯船にひたるは 慈母観音 / マリーちゃん

・熱闘の 五輪の熱を 癒す風呂 / 影人

・仕事終え 煙突目指す サンタさん / あっきー

・思想家と して銭湯に 目を閉じる / 竹澤 聡

・銭湯の 世間話で 今を知る / 依田 正男

・家の風呂 「あぁ」で銭湯 「あああぁぁ」 / まつぼっくりん

・服ぬいで 方向オンチ 又出口 / 河北 恵

・銭湯に 行くが長寿の ルーティーン / トラキチ

・銭湯で 命を洗う 恐妻家 / 松川 涙紅

・銭湯じゃ 全部消えてる 貧富の差 / 佐藤 隆貴

・空に鯉 湯屋に菖蒲湯 子ら元気 / キタさん

・銭湯は 街のホットな 瓦版 / 松川 涙紅

・手を引いて くれた手を引き 町の風呂 / 松川 涙紅

・ザブザブと 湯を流せない 戦中派 / キンモクセイ

・タオル持つ 無邪気な声に 背をゆだね / レイン

・脱衣所は だんなの愚痴で 盛り上がり / 渡辺 かおり

・長風呂の 親につきあい ゆであがる / 岡本 晴菜

・やせがまん サウナ冷や風呂 二往復 / パカ介

・肌赤き 強者どもが 湯屋をでる / ライハ

・銭湯で オレはホントの オレになる / 青木 村卿

・銭湯の 中ではみんな ただの人 / 湯の村 鉱一

・今日もまた 湯舟にさいた 孫じまん / 竹久 香須美

・湯の帰り 影踏み笑う 親子づれ / 矢野 名智子

・湯気の中 身の上話す 傷自慢 / 岩尾 邦彦