2017/11/30

トピック

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出典元「Yahoo! ライフマガジン」

寒い冬の日、二人で一緒に行った銭湯。携帯電話もないため、待ちぼうけしながらも相手のことを想う…。そうして愛を深めてきた昭和生まれのカップルたち。平成生まれの若手男子編集部Aがいま、あの人との愛を深めるべく銭湯に向かう!

恋に悩める若者への回答が銭湯にあった!?

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嗚呼、愛しのえみちゃん……

こんにちは、編集部Aです。いま、僕は悩んでいます。それは僕のガールフレンド、えみちゃんのこと。彼女は僕のことをどう思っているだろうか? 好意寄せてくれているだろうか? 

悩みすぎて仕事がまったく手につかないので、編集長に相談することにします。

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編集長ならきっといいアドバイスをくれるはず…とさっそく相談

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「編集長、実は僕……彼女のことが気になって、まったく仕事が手につかないんです。いったい僕はどうすればいいんですか?」

th_d389編集長
「そうだな……銭湯に行ってみては?
th_taidan1編集部A
「銭湯ですか……⁉」

th_d389編集長
「昭和の時代、若いカップルのことを描いた歌があるんだよ。それを平成のいま、実際にその子とやってみたら新鮮なんじゃないかな

編集長の唐突な提案に言葉を詰まらせた編集部A。

だが、編集長のいう曲を調べてみると、若いカップルが一緒に銭湯に行っていたことを回想するという、その切ない歌詞を読んだ編集部Aは「今これをやると逆に新しい!」とやる気満々なのである。


この方法で愛を確かめる!

1.必要なアイテムをそろえる

2.銭湯を満喫する

3.相手のことを想い、抱きしめる

1. 必要なアイテムをそろえる

まずは必要なアイテムをそろえます。必要なのは……

 

・赤いてぬぐい

・小さな石けん

・洗面器

そこでやってきたのは、てぬぐい専門店「かまわぬ」代官山店

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「かまわぬ」代官山店は、2017年8月28日に、開店30周年を迎えた

のれんをくぐるとおしゃれなてぬぐいがずらずら〜り。さーて、赤いてぬぐいはあるかな〜っと……

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昔ながらの定番柄はもちろんのこと、人気キャラクターとのコラボ商品が登場することも。

名入れなどのオリジナルもオーダーできる

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選んだのは「めで鯛菱」という柄(1枚972円)。

菱形は崩れにくい形なので、「丈夫、健康、子孫繁栄」を表しているのだとか

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「あったー! これをえみちゃんと一緒にマフラーにするんだっ! なんとなくおめでたいから鯛の柄をチョイスしたぜ!」

次にそろえるのは石けんかぁ。どんな石けんにしようかなぁ……。

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「香りがよくて、泡立ちがいい石けんがいいなぁ」(編集部A)

うん、これにしよう。これしかない。

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「なんだか、懐かしい気持ちになるなぁ」(編集部A)

昭和のレトロ感がなんとも魅力的なこの石けんは、実はおなじみ「花王ホワイト」の復刻デザインパッケージ。(2017年9月に数量限定で発売)

さかのぼること64年、昭和28年に原弘氏によってデザインされた「新型花王石鹸」のパッケージで、中身は現在も親しみ続けられている「花王ホワイト」なのである。

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「くーっ!そこはかとなく漂う昭和の香りがたまらないぜ! しかも中身は発売以来長年多くの人に愛用されている『花王ホワイト』。『クリームみたいな泡』がえみちゃんの肌を包み込むぜ!」

\洗面器と石けん入れも買って、準備万端!/

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「銭湯行くぜー!」(編集部A)

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「いよいよ作戦実行の時が来た! えみちゃん、待ってろよ!」

2.銭湯を満喫する

「懐かしいけど新しいデートをしよう」とえみちゃんを誘い出した編集部A。

「どんなところに行くの?」と興味津々のえみちゃんと一緒に手ぬぐいを首に巻いて目的地へと向かいます。

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「これ、マフラーね」(編集部A)

やってきたのは目黒にある「大黒湯」

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「こんばんは〜」。のれんをくぐります。こののれんの掲載は既に終了しております。

番台で優しそうなご主人がお出迎え。お金を払う。

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「大黒湯は創業昭和28年なんだよ」(ご主人)

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「創業昭和28年……⁉ってことはレトロなパッケージの『新型花王石鹸』が発売された年と同じじゃないか! なんだか感慨深いぜ!」

創業昭和28年というだけあって、脱衣所もお風呂場も風格があります。

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お掃除に力を入れているという大黒湯。ピッカピカに磨き上げられている

お風呂の背景画には「なかじま」と手書きのサインが。ご主人の幸田さんによると「中島盛夫さん」という銭湯背景画絵師によるものなのだそう。

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いまでは銭湯背景画絵師は3人しかいないとのことで、背景画はとても貴重な作品だ

桶も椅子もヒノキ。お風呂に「かぽ〜ん」と木の音が響きわたる。ヒノキが乾燥してしまうので、毎年5月頃に「たが締め」といって、桶の周りのたがをコンコン叩いて締める作業が必要なのだそうだ。手間をかけているのである。

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ご主人いわく「ときどき、効果音を作る『音屋さん』が銭湯の音を録りに来るんだよ」

さぁ、入るぞ〜! 「花王ホワイト」で体を洗う。

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軽く泡立てるだけでキメ細やかで濃密な泡がたっぷり。

100%天然植物原料の石けん素地。原料へのこだわりが、肌へのやさしさの原点

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ヒノキの香りと石けんのホワイトフローラルの香りに包まれて、気持ちいいぜ!」

「大黒湯」のお湯は熱め。ご主人いわく「42度くらいかそれ以上」とのこと。

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熱いのが苦手でも勝手に水を入れちゃダメです

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「今ごろえみちゃんも、『花王ホワイト』のいい香りに包まれているかなぁ……。くーっ、しびれるぜ!」
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入浴を満喫した後は、レトロなヘアドライヤー(1回20円)をしばし楽しむ。ブオォー

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ついでにお決まりのコーヒー牛乳(120円)もグビグビーっといっちゃうよ

3. 相手のことを想い、抱きしめる

思いっきり銭湯を楽しむ編集部A。一方のえみちゃんはというと……。先に出て、銭湯の外で待ちぼうけ。

でもこれも編集部Aの計算通りなのです。

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もぉ、まだなの〜

シャンプーをした髪が冷たくなって、「花王ホワイト」が鳴っています。

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「カタカタ」

あっ、ようやく出てきました。

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遅いよぉ〜。寒くなっちゃったじゃなーい!

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「すっかり冷たくなっちゃったね。ごめんね」

\むぎゅぅううっ!/

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本企画のクライマックス! ご満悦の編集部A

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帰り道の二人。アレ? 腕組んじゃって、来たときよりも仲良くなっているみたい

ということで、昭和のカップルを再現して愛を深めるプロジェクトは無事、ミッションコンプリート。ありがとう「花王ホワイト」、ありがとう「大黒湯」、ありがとう編集長!

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また一緒に来ようね!(ともに「花王ホワイト」。左が現在のデザイン、右が復刻デザイン)

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復刻デザインをモチーフにしたうちわとお遍路マップ(100円)。

お遍路マップは都内の銭湯で販売され、うちわは銭湯内でのみ使用できる。

お遍路マップ片手に東京の銭湯巡りをしてみよう

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銭湯に貼られる復刻デザインをモチーフにしたポスター。花王は今年創業130周年を迎える

取材にご協力いただいたお店

大黒湯

●住所:東京都目黒区上目黒4-25-10

●TEL:03-3712-2641

●営業時間:15:00〜24:00

●定休日:月曜

●交通:東急東横線「祐天寺」駅下車、徒歩7分/東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒」駅下車、徒歩13分

かまわぬ代官山店

●住所:東京都渋谷区猿楽町23-1

●TEL:03-3780-0182

●営業時間:11:00~19:00

●定休日:年末年始のみ定休

●交通:東急東横線「代官山」駅北口より徒歩3分

取材・文=西川倫子(REGION)、撮影=福田栄美子、モデル=中島恵美