23年銭湯川柳秀作発表

たくさんのご応募ありがとうございました。

ペンネーム 川柳
香月 神田川 古希の今でも 待たされる
銭湯探訪人 傘立てに並んだ杖が出席簿
だまだま 煙突を 見つけて楽し 湯屋巡り
だまだま 常連に 勇気を出して こんばんは
はぐれ雲 ぬれ落ち葉 お湯の中では もみじ色
りのんぱ 湯に響く はしゃぐ子の声叱る声
汐海 岬 湯につかり見知らぬ人と笑い合う
ポンタロウ 下駄札は贔屓選手の背番号
春爺 胸を張れ 銭湯好きの 日本人
中野次郎 歳聞けぬ テキパキ洗う 御老体
かばさん 咳三つそれが二人の出る合図
ごろた 冬の道 湯冷め知らずの 若夫婦
小出風沙子 女湯に 今日も集まる 姥桜
ながれやま ゆったりと 背中と心 伸ばし切り
るん 銭湯でお国自慢に花が咲き
たかさま ゆの文字の暖簾くぐればまだ昭和
ゆの香 銭湯の広い湯舟で寿命延び
平野千世子 女童も菖蒲の太刀(タチ)で見栄をきる
酒上綾町さけのうえのあやまち 湯上がりに息を吐き乗る体重計
竹内湯水 銭湯画 防波堤ある 海を描く
ジャッキー 風呂上り、友達の輪が、またひとつ
ジャッキー 夕焼けと、湯上り頬を、色比べ
きぃろっく 父の日は 親父と二人 行く朝湯
きぃろっく 銭湯で 心の憂さも かけ流し
きぃろっく マンションの ユニットにない 開放感
野暮天 浴槽に ゆず浮かんでて 冬至知る
野暮天 焼き鳥屋 素通り出来ぬ 風呂帰り
野暮天 銭湯で ストレスと垢 流し去り
薬寺村池丸 恒例の町内サミット銭湯で
酒乱Q 父の背を感謝の気持ち込め流す
かぎちょん げんこつも 握りこぶしも 開くとこ
湯けむり 手も足も うんと伸ばせば 皺も伸び
五月晴れ 晴れやかな 湯上り顔で 星数え
てんとくちゃん 夏ですね 銭湯帰りに 蝉しぐれ
香月 銭湯で 伸ばして帰る 生命線
おたふくまめ 旅先で 一期一会の 風呂仲間
おたふくまめ 特売の 情報走る 女風呂
中野次郎 富士山を 銭湯遺産に 認めたい
りのんぱ 父さんに裸で語る悩み事
りのんぱ 銭湯に行けば昭和の風薫る
銭湯探訪人 今日もまた閣議沸騰する湯船
とっちん 銭湯の帰りの父は気前良し
きいこ ぜいたくは年に一度の朝の風呂
湯船の妖精 湯の中で 数を早めに数える子
四季 銭湯で 孫の命名 頼まれる
汐海 岬 先どうぞ人にやさしくなれる風呂
てんとくちゃん 湯上りに アイス片手に 子と帰る
てんとくちゃん 楽しみは 友の顔見る 1番湯
てんとくちゃん けんかして 銭湯帰りに 仲直り
てんとくちゃん 日本に 来たら必ず 銭湯へ
天徳ちゃん 菖蒲湯を 知るも銭湯 ありがたし
汐海 岬 湯けむりで素顔かくして言う本音
善規翁 脱衣所で 見返り美人の 真似をする
きんじろう 「ゆ」の文字が おいでおいでと 招き入れ
伊沢八重子 もみじの手 魚のように かくれんぼ
いもっこ 脱衣場の 四季の花々 いやされて
沢海和子 いい風が 湯上りのほほ なぜていく
横山きのこ 上がるよと 天井越えて パパの声
香流 撫子が 番台守る 浮世風呂
四季 戦いが 済んだ男の 終い風呂
五時ゆうご 一番湯 さっさと上がる ニューハーフ
春爺 銭湯の コーヒー牛乳 なぜ旨い
ガンバルマン 番台の おばちゃん今日も 元気くれ
ガンバルマン 悩み事 小さくなって 湯をあがる
湯加減 入るたび  「あ〜あ極楽」と  もらす爺
湯加減 湯に入り  尖ったココロ  ほどいてる
四季 初孫を 見せたくのれん くぐってる
かてきん 開放感 カツラと入れ歯 忘れてる
カール 銭湯の 富士は裸で 拝まれる
のりり 脱衣所に祭り帰りの花が咲く
かきくけ子 怒りシワ 一つ減らして 湯を上がる
かきくけ子 コースには 銭湯そば屋 縄のれん
かきくけ子 銭湯は 昭和の良さを 持ち続け
熱々おでん かじかんだ 手足ほぐれる ジェット風呂
熱々おでん 首すくめ 暖簾をくぐれば 極楽湯
香流 数えてる 子の勘定が 温度計
五時ゆうご 煙突の 月見上げ行く 下駄の音
曽田一五三 ストレスが 銭湯の湯に とけていく
曽田一五三 銭湯で プールプールと 孫はしゃぎ
大樹 銭湯は 人の心も 洗います
古き良き 江戸っ子文化 ここにあり
岡村宏 銭湯は 資源のセーブ エコの源
岡村宏 幸せな 笑顔湯船に 浮かんでる
岡村宏 湯上りの 美人の群に 見蕩れてる
南の流れ星 柚子風呂で 鍋の具になる 気分かな
小出風沙子 女湯で 昔話に 花が咲き
沢海和子 銭湯で ふる里同じ 友になる
関嘉子 今日も又 笑顔がそろう 風呂仲間
平野千世子 ゆったりと 銭湯で聞く 除夜の鐘
佐藤仲由 常連と 話し心も 温まり
浅見美智子 銭湯に着替え預けてランニング
浅見美智子 ジャグジーの泡はメタボの隠れ蓑
浅見伸太郎 顔なじみ銭湯仲間名は知らず
曽田一五三 寒い日は 銭湯帰り 酒二合
番台太郎 紅白の おかげで湯屋を 独り占め
ヒーロー 女湯に「オーイ」出るぞと老夫婦
松本光代 富士山の 裾野の浸かる 午後3時
湯の花 江戸散歩いつも最後は銭湯に
へのかっぱ 銭湯はおいらの街の灯台だ
へのかっぱ 銭湯を出でし満天冬星座
へのかっぱ ペンキ絵に旅心わく秋の空
へのかっぱ 構想を銭湯で練る大晦日
みどり 打たせ湯が 私の肩を揉みほぐす
みどり 徒歩で行く 町の銭湯 エコロジー
みどり 銭湯で 嫁の悪口 かけ流す
てんじょう 銭湯で 孫を相手に 指鉄砲
てんじょう ジェット風呂 悩み丸ごと 吹き飛ばす
小星 行き道で 飲み屋の様子 見計らい
旅のものナスビ 熱いお湯ふざけてかけた人違い
夢湯 極楽や 大浴場の 天仰ぐ
ながれやま 温もりを 抱えて走る  風呂帰り
亀ぽよ 歌舞伎見て 煙る湯船で見栄を切り
のべっち 楽しみは ジョギング後の 広い風呂
大和甲斐 「あー」のあと 極楽と言う 日本人
大和甲斐 外人に 銭湯マナー 教えられ
とんちゃん 軽くなる 湯船の中は 小宇宙
爪楊枝 岩風呂に愚痴も本音も置いてくる
角奈緒也 引越しは 銭湯近くが 条件に
望月門 銭湯の富士いつ見ても日本晴
八十日目 銭湯を 町内会と 言うジイジ
こうぞう 好きな風呂 少し遠いが チャリで行く
花笑 湯の中に極楽見つけ手ですくう
きぃろっく 木枯らしの夜もほかほか風呂帰り
きぃろっく 冬至の湯ゆずの香りに伸びる足
よし得 ストレスも 汗も疲れも 湯が流す
飯田屋飛躍 銭湯で うわさ話に 尾ひれつく
さごじょう 同じ湯に 浸かれば皆 良き仲間
小吐 碁敵も湯桁に並ぶ仲のよさ
小吐 町内のもめごと湯気の中にとけ
満風 銭湯は 春夏秋冬 いつも旬
かきくけ子 湯に行ける 元気な足を 父母誇り
いしざわこーど 子と浸り天井までの九九の声
かてきん お腹蹴る 子の名考え 浸かるお湯